出産祝いの定番と思われがちなオムツですが、「実はあまり嬉しくない…」という声も。なぜ「いらない」と感じるのか、その理由と、オムツ以外で本当に喜ばれるギフト選びのポイントを解説します。これを読めば、心から祝福の気持ちが伝わる、失敗しない出産祝いを選べますよ!
「出産祝いにオムツはいらない」は本当?先輩ママたちの本音
出産祝いにオムツは定番?それとも迷惑?実際に赤ちゃんを迎えたママたちのリアルな声を集めました。賛否両論あるオムツギフトについて、まずはその実情を探ってみましょう。贈る側の気持ちと、受け取る側の本音には少しギャップがあるかもしれません。
実は「嬉しくない」「困る」と感じる理由
出産祝いの定番ギフトとして人気のオムツですが、実は「嬉しくない」「困る」と感じるママやパパも少なくありません。その主な理由としては、「メーカーやサイズにこだわりがある」「すでにたくさん用意している」「保管場所に困る」などが挙げられます。特に、赤ちゃんの肌はデリケートなので、特定のメーカーしか使わないと決めているご家庭も多いのです。
また、オムツはサイズアウトが早く、新生児用やSサイズはあっという間に使えなくなってしまうことも。「せっかくもらったのに使えなかった…」となると、贈った側も贈られた側も残念な気持ちになりますよね。さらに、人気のオムツケーキは見た目が華やかですが、「衛生面が気になる」「解体するのが手間」といった声も聞かれます。個包装されていても、誰が触ったかわからないオムツを使うことに抵抗を感じる方もいるようです。このように、良かれと思って贈ったオムツギフトが、かえって相手を困らせてしまうケースもあるのです。
「もらって嬉しい!」と感じる理由
一方で、「オムツは消耗品だから、いくつあっても助かる!」と喜ぶ声もたくさんあります。特に、「毎日使うものなので、家計が助かる」「自分で買う手間が省ける」「色々なメーカーを試せるきっかけになる」といった点が、嬉しいと感じるポイントのようです。
赤ちゃんのお世話は何かと物入り。オムツは必需品でありながら、毎日どんどん消費していくため、家計への負担も少なくありません。そのため、ギフトとしていただけると非常にありがたいと感じる方が多いのですね。特に、二人目以降の出産祝いでは、上の子のお世話で忙しく、買い物に行く時間も惜しいという状況も考えられます。そんな時にオムツをいただけると、本当に助かるという声も。
また、普段は決まったメーカーを使っているけれど、いただいたオムツが思いのほか良かった、という発見につながることもあります。このように、実用性の高さが、オムツギフトが喜ばれる大きな理由と言えるでしょう。
【結論】オムツを贈るなら確認が必須!
結局のところ、出産祝いにオムツを贈るのが良いか悪いかは、相手の状況や考え方次第と言えます。喜んでくれる方もいれば、正直困ってしまう方もいるのが実情です。
そこで最も大切なのが、事前に相手の意向を確認すること。「オムツを贈ろうと思っているんだけど、使っているメーカーやサイズはある?」と、ひと言聞いてみるだけで、失敗を防ぐことができます。もし、聞くのが難しい場合や、サプライズで贈りたい場合は、オムツ以外のギフトを選ぶのが無難かもしれません。
あるいは、少し大きめのサイズ(Mサイズなど)を選んだり、複数のメーカーのオムツを少量ずつ詰め合わせたギフトにするなどの工夫も喜ばれる可能性があります。いずれにしても、相手への配慮を忘れずに、気持ちよく受け取ってもらえるギフト選びを心がけたいものですね。
>> おむつケーキや相手に合わせたギフトならベルビーべべがおすすめ
なぜ?出産祝いにオムツがいらないと言われる具体的な理由5選
「オムツはいらない」という声の背景には、贈られる側ならではの事情があります。良かれと思って選んだギフトが、実は相手を困らせていた…なんてことは避けたいですよね。ここでは、なぜオムツギフトが喜ばれないことがあるのか、具体的な理由を5つご紹介します。
- 理由1:赤ちゃんの肌に合うメーカーが決まっている
- 理由2:すぐにサイズアウトしてしまう
- 理由3:すでにたくさん用意している・ストック場所がない
- 理由4:布おむつ派のご家庭もある
- 理由5:オムツケーキは衛生的?解体も手間…
理由1:赤ちゃんの肌に合うメーカーが決まっている
多くのママ・パパがオムツギフトをためらう最大の理由の一つが、これです。赤ちゃんの肌は非常にデリケート。特定のメーカーのオムツしか肌に合わない、というケースは少なくありません。「パンパースじゃないとダメ」「ムーニーしか使わない」など、ご家庭によって愛用しているメーカーが決まっていることが多いのです。
せっかくいただいたオムツでも、メーカーが違うとかぶれてしまう可能性があるため、使うに使えない…という状況になりかねません。肌に合わないオムツは、結局誰かに譲るか、使わずに捨てることになってしまい、贈ってくれた相手にも申し訳ない気持ちにさせてしまいます。特に新生児期は肌トラブルが起きやすいため、メーカー選びに慎重なママ・パパは多いでしょう。これが、オムツギフトを贈る際に最も注意すべき点と言えます。
理由2:すぐにサイズアウトしてしまう
赤ちゃんの成長スピードは驚くほど早いもの。特に新生児期から生後数ヶ月の間は、体重も身長もぐんぐん伸びていきます。そのため、オムツのサイズもあっという間に変わってしまうのです。
出産祝いとしてよく贈られる新生児用やSサイズのオムツは、使える期間が非常に短いのが現実。生まれたときの赤ちゃんの大きさによっては、新生児サイズがほとんど使えなかったり、Sサイズも数週間でサイズアウトしてしまったりすることも珍しくありません。大量にオムツをいただいても、使い切る前にサイズが合わなくなってしまっては、せっかくの贈り物が無駄になってしまいます。「もったいない」と感じさせてしまう可能性がある点も、オムツギフトが敬遠される理由の一つです。
理由3:すでにたくさん用意している・ストック場所がない
出産準備として、オムツを事前に買い揃えているご家庭は多いでしょう。また、親戚や友人など、他の人からもすでに出産祝いとしてオムツをもらっている可能性もあります。そうなると、「もう十分足りている」「これ以上もらっても置く場所がない」という状況になりがちです。
オムツはかさばるため、保管スペースを確保するのも一苦労。特に都市部のマンションなど、収納スペースが限られているお宅では、大量のオムツは正直なところ困りものかもしれません。せっかくのお祝いの品が、収納場所に悩む種になってしまうのは避けたいですよね。相手の状況を考えずに大量のオムツを贈ってしまうと、かえって迷惑になってしまう可能性があることを覚えておきましょう。
理由4:布おむつ派のご家庭もある
最近では、環境への配慮や経済的な理由、あるいは赤ちゃんの肌への優しさを考えて、布おむつ育児を選択するご家庭も増えています。完全布おむつ派ではなくても、昼間は布おむつ、夜間や外出時だけ紙おむつ、といったように使い分けているケースもあります。
もし贈る相手が布おむつ派だった場合、紙おむつを贈っても全く使ってもらえない可能性があります。たとえ併用していたとしても、紙おむつの消費量は一般的なご家庭よりも少ないため、大量にもらっても持て余してしまうでしょう。紙おむつを使うのが当たり前、という思い込みは禁物です。事前に相手の育児方針を確認するか、確認できない場合は紙おむつ以外のギフトを選ぶのが賢明と言えます。
理由5:オムツケーキは衛生的?解体も手間…
見た目が華やかで、お祝いムードを盛り上げてくれるオムツケーキ。出産祝いの定番ギフトとして人気がありますが、実は「正直いらない」と感じるママ・パパも少なくないようです。
その理由としてまず挙げられるのが、衛生面への懸念。オムツケーキは、制作過程で一度パッケージから出され、人の手で形作られます。個包装されているものが多いとはいえ、「誰がどんな状況で触ったかわからないオムツを、デリケートな赤ちゃんのおしりに使うのは抵抗がある」と感じる方もいるのです。特に手作りのオムツケーキは注意が必要かもしれません。
また、「解体するのが面倒」「過剰包装でゴミがたくさん出る」という実用面でのデメリットも。一つ一つ包装されたオムツを取り出すのに手間がかかり、忙しい育児の合間には負担に感じてしまうことも。さらに、リボンやフィルムなどの装飾が多く、後片付けが大変という声もあります。見た目の可愛さだけでなく、こうした現実的な問題点も考慮する必要があるでしょう。
【オムツ以外】出産祝いで本当に喜ばれる!人気ギフト15選
オムツ以外で心から喜んでもらえる出産祝いを選びたい!そんなあなたへ、実用性やおしゃれさ、特別感を兼ね備えた、先輩ママ・パパが本当に嬉しかったギフトを厳選してご紹介します。相手の好みやライフスタイルに合わせて、ぴったりの一品を見つけてくださいね。
- 【実用性重視】いくつあっても嬉しい!定番ベビーグッズ
- 【長く使える】記念にもなる!ちょっと特別なギフト
- 【ママ・パパ向け】頑張る二人を応援!ねぎらいギフト
- 【失敗しない】相手に選んでもらえるギフト
- 【二人目以降】上の子への配慮も忘れずに
【実用性重視】いくつあっても嬉しい!定番ベビーグッズ
毎日使うものだからこそ、いくつあっても困らない実用的なベビーグッズは、出産祝いの王道。品質の良いものや、ちょっとおしゃれなデザインのものを選ぶと、さらに喜ばれるでしょう。ここでは、特に人気の高い定番アイテムをご紹介します。
ベビー服・スタイ
赤ちゃんは何枚あっても嬉しいベビー服やスタイ。特によだれが増える時期に活躍するスタイは、消耗品でもあるため、プレゼントにぴったりです。ベビー服を贈る際は、すぐに着られるサイズ(70cmなど)よりも、少し大きめのサイズ(80cmや90cm)を選ぶのがポイント。生後半年~1歳頃に着られるサイズなら、長く使ってもらえます。
デザインは、相手の好みがわからない場合は、シンプルで着回しやすいものを選ぶのが無難。オーガニックコットンなど、素材にこだわったものも喜ばれます。兄弟姉妹がいる場合は、お揃いのデザインを選ぶのも素敵ですね。
おくるみ・スリーパー
おくるみは、新生児期には赤ちゃんを優しく包み込み安心感を与え、その後もブランケットや授乳ケープ、おむつ替えシートなど、マルチに活躍する万能アイテム。肌触りの良いガーゼ素材や、おしゃれなデザインのものが人気です。
スリーパーは、寝ている間に布団を蹴飛ばしてしまう赤ちゃんの寝冷え防止に役立ちます。こちらも長く使えるアイテムなので、出産祝いにおすすめ。着脱しやすい前開きタイプや、股下にボタンが付いているタイプが便利です。デザインも豊富なので、選ぶのも楽しいですよ。
ベビー用食器セット
離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃から活躍するのがベビー用食器セット。自分で用意するとなると後回しになりがちなアイテムなので、お祝いでもらえると嬉しいという声が多いです。
選ぶ際は、電子レンジや食洗機に対応しているか、割れにくい素材かなどをチェックすると良いでしょう。プレート、ボウル、マグ、スプーンなどがセットになっているものが便利。木のぬくもりが感じられるものや、可愛いキャラクターもの、おしゃれなデザインのものなど、種類も豊富です。長く使えるものを選んであげたいですね。
スキンケア・バスグッズ
赤ちゃんのデリケートな肌を守るスキンケア用品や、お風呂タイムが楽しくなるバスグッズも人気のギフト。ベビーローションやベビーオイル、ベビーソープなど、毎日使う消耗品はいくつあっても助かります。
選ぶ際は、無添加やオーガニックなど、赤ちゃんの肌に優しい成分のものを選ぶのがポイント。自分ではなかなか買わないような、ちょっと高品質なブランドのものを選ぶと特別感が出ます。可愛いバスローブや、お風呂で遊べるおもちゃなども、親子で楽しめるギフトとしておすすめです。
【長く使える】記念にもなる!ちょっと特別なギフト
せっかくなら、長く使ってもらえたり、赤ちゃんの成長の記念になったりする特別なギフトを贈りたい、と考える方もいるでしょう。ここでは、実用性だけでなく、思い出作りにもつながるようなギフトをご紹介します。
おもちゃ・絵本
赤ちゃんの五感を刺激し、心身の発達を促すおもちゃや絵本は、定番ながらも喜ばれるギフトです。月齢に合ったものを選ぶのが大切ですが、少し先の月齢で遊べる知育玩具なども長く使えておすすめです。
例えば、積み木や型はめパズル、音の出るおもちゃなどは人気があります。素材は、赤ちゃんが口に入れても安全な木製や布製のものが安心。絵本は、定番のロングセラー作品や、仕掛けのある絵本などが喜ばれます。贈る相手の好みがわかれば、好きなキャラクターのものを選ぶのも良いでしょう。
メモリアルグッズ
赤ちゃんの誕生を記念するメモリアルグッズは、世界に一つだけの特別な贈り物になります。例えば、赤ちゃんの手形や足形を残せるキット、名前や誕生日を刻印できるフォトフレーム、身長計がプリントされたバスタオルなどがあります。
これらのアイテムは、赤ちゃんの成長記録としてだけでなく、インテリアとしても飾っておけるのが魅力。家族にとって、かけがえのない宝物になるでしょう。ただし、デザインの好みが分かれる場合もあるので、シンプルなものを選ぶか、事前に相手に確認するのがおすすめです。
ベビーチェア
離乳食が始まると必要になるベビーチェア。長く使えるものや、おしゃれなデザインのものは、自分たちではなかなか手が出せないこともあるため、お祝いでもらえると嬉しいアイテムです。
ダイニングテーブルで一緒に食事ができるハイチェアや、床に座って使うローチェア、持ち運びに便利なテーブルチェアなど、種類は様々。相手の住環境やライフスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。安全基準を満たしているか、安定感があるかなども必ずチェックしましょう。少し高価なギフトになるので、複数人で贈るのも良いかもしれません。
名前入りアイテム
ベビー服やスタイ、タオル、リュックなどに赤ちゃんの名前を刺繍やプリントで入れると、特別感がぐっと増し、心のこもったギフトになります。「自分のために選んでくれたんだ」という気持ちが伝わりやすく、喜ばれること間違いなしです。
名前入りのギフトは、オーダーメイドになるため、注文から受け取りまでに時間がかかる場合があります。贈る時期が決まっている場合は、早めに手配するようにしましょう。また、名前のスペルなどを間違えないように、しっかりと確認することも大切です。
【ママ・パパ向け】頑張る二人を応援!ねぎらいギフト
出産はママにとって命がけの大仕事。そして、赤ちゃんが生まれた後の育児は、夫婦二人で協力して乗り越えていくものです。赤ちゃんへのギフトだけでなく、出産を頑張ったママや、これから育児を頑張るパパをねぎらうギフトも、とても喜ばれますよ。
リラックスグッズ
慣れない育児で心身ともに疲れが溜まっているママへ、癒やしの時間をプレゼントするのはいかがでしょうか。例えば、肌触りの良いルームウェアやブランケット、ノンカフェインのハーブティー、香りの良いアロマグッズ、マッサージオイルなどがおすすめです。
授乳中でも安心して使えるものを選ぶのがポイント。ちょっと贅沢な気分になれるバスグッズや、高品質なスキンケア用品なども喜ばれます。ママがリラックスできれば、赤ちゃんにも優しくなれるはず。頑張るママを応援する気持ちが伝わるギフトです。
美味しいグルメ・スイーツ
育児中は、ゆっくり食事を作る時間も、外食に出かける時間もなかなか取れないもの。そんな時に、手軽に食べられる美味しいものは、最高のギフトになります。
例えば、温めるだけ、解凍するだけで食べられるレトルト食品や冷凍食品のセット、ちょっと贅沢な調味料、有名店のスイーツやお取り寄せグルメなどが人気です。授乳中のママ向けに、栄養バランスを考えたものや、ノンカフェイン・低カロリーのものを選ぶ配慮も大切。個包装になっているお菓子などは、隙間時間に手軽に食べられて便利です。
家事代行・ベビーシッターギフト券
「とにかく時間が足りない!」というのが、産後のママ・パパの共通の悩みかもしれません。そんな時に、家事や育児の負担を少しでも軽くしてくれるサービスのギフトは、非常に実用的で喜ばれます。
家事代行サービス(掃除、洗濯、料理など)や、ベビーシッターサービスのギフト券は、ママやパパに自由な時間や休息の時間を提供できます。ただし、利用に抵抗がある方もいるかもしれないので、贈る前に相手の意向を確認するのがベター。利用できる地域が限られている場合もあるので、その点も確認が必要です。
【失敗しない】相手に選んでもらえるギフト
「相手の好みがわからない」「他の人からのプレゼントと被らないか心配…」そんな時は、相手自身に好きなものを選んでもらえるギフトが確実です。失敗がなく、贈る側も受け取る側も安心できる選択肢と言えるでしょう。
カタログギフト
カタログギフトは、受け取った相手が掲載されている商品の中から好きなものを選べるため、好みがわからなくても安心して贈れるのが最大のメリットです。ベビー用品に特化したカタログギフトなら、育児に必要なアイテムが豊富に揃っているので、実用的なものを選んでもらいやすいでしょう。
グルメや雑貨、体験ギフトなどが選べる総合タイプのカタログギフトも、ママ・パパ自身へのご褒美として喜ばれるかもしれません。様々な価格帯のカタログがあるので、予算に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。選ぶ楽しみも一緒にプレゼントできますね。
現金・商品券
最も実用的で、「結局これが一番助かる」という声も多いのが、現金や商品券です。出産後は、ベビー用品の購入だけでなく、検診費用やお祝い返しなど、何かと出費がかさむもの。必要なものを、必要なタイミングで購入できる現金や商品券は、非常にありがたい贈り物と言えるでしょう。
ただし、金額が直接分かってしまうため、相手によっては「味気ない」「お祝いの気持ちが伝わりにくい」と感じる可能性も。特に目上の方へ贈る場合は、失礼にあたることもあるので注意が必要です。親しい友人や同僚、後輩などへ贈る場合や、他のプレゼントと組み合わせて贈るのがおすすめです。贈る際は、新札を用意し、ご祝儀袋に入れて渡すのがマナーです。
【二人目以降】上の子への配慮も忘れずに
二人目、三人目の出産祝いでは、一人目の時とは少し違った配慮が必要です。ベビーグッズは一通り揃っている可能性が高いですし、何より「赤ちゃん返り」しがちな上の子の気持ちにも寄り添ってあげたいもの。そんな時に喜ばれるギフトのアイデアをご紹介します。
上の子も一緒に楽しめるおもちゃ
新しい家族が増えたことで、ちょっぴり寂しい気持ちになっているかもしれない上の子。そんな上の子の気持ちをケアし、兄弟姉妹で一緒に遊べるおもちゃを贈るのは、とても素敵なアイデアです。
例えば、積み木やブロック、おままごとセット、簡単なボードゲームなどは、年齢差があっても一緒に楽しめます。赤ちゃんがもう少し大きくなったら一緒に遊べるような、少し対象年齢が高めのおもちゃでも良いかもしれません。「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になった記念だよ」と、上の子へのプレゼントも用意してあげると、さらに喜んでくれるでしょう。
兄弟姉妹でお揃いのアイテム
兄弟姉妹でお揃いのベビー服や小物を贈るのも、二人目以降の出産祝いならではの人気のギフトです。お揃いの服を着て並んでいる姿は、とても可愛らしく、家族にとっても嬉しい記念になります。
Tシャツやパーカー、帽子、靴下など、お揃いにできるアイテムはたくさんあります。色違いのデザインや、ワンポイントだけお揃いなどもおしゃれですね。上の子のサイズも考慮して、長く使えるアイテムを選ぶと良いでしょう。写真映えもするので、SNSなどでも喜ばれそうです。
失敗しない!出産祝いのギフト選びのポイント
せっかく贈るなら、相手に心から喜んでもらいたいですよね。そのためには、ただ人気のギフトを選ぶだけでなく、いくつかの大切なポイントを押さえておく必要があります。ここでは、出産祝いを選ぶ際に失敗しないための基本的な考え方やマナーを解説します。
- 相手の状況や好みをリサーチする
- 贈る時期・タイミングを考慮する
- 出産祝いの相場を知っておく
- メッセージカードを添えて気持ちを伝える
相手の状況や好みをリサーチする
ギフト選びで最も重要なのは、相手のことをしっかり考えることです。自己満足で選んでしまうと、「好みじゃない」「すでに持っている」「置き場所に困る」といった残念な結果になりかねません。
まずは、相手のライフスタイルや好みをさりげなくリサーチしてみましょう。例えば、「どんなブランドが好き?」「インテリアのテイストは?」「二人目の出産だけど、何か足りないものはある?」など、直接聞ける関係であれば聞いてしまうのが確実です。共通の友人がいれば、相談してみるのも良いでしょう。
また、SNSなどをチェックして、普段の持ち物や部屋の雰囲気から好みを推測するのも一つの方法です。相手への思いやりを持ってリサーチすることが、喜ばれるギフト選びの第一歩となります。
贈る時期・タイミングを考慮する
出産祝いを贈る時期にもマナーがあります。一般的には、生後7日目(お七夜)から生後1ヶ月(お宮参り)くらいまでの間に贈るのが良いとされています。
ただし、出産直後はママも赤ちゃんも体調が不安定で、来客の対応が負担になることも少なくありません。特に、入院中や退院直後の訪問は避けるのが賢明です。事前に相手の都合を確認し、訪問する場合は長居しないように配慮しましょう。
直接手渡しできない場合は、郵送で贈るのも良い方法です。その際も、事前に相手に送る旨を伝えておくと丁寧です。遅くとも生後半年くらいまでには贈りたいものですが、もしタイミングを逃してしまった場合は、お詫びの言葉と共に、1歳の誕生日プレゼントなど別の機会に贈るのも良いでしょう。
出産祝いの相場を知っておく
出産祝いの金額相場は、贈る相手との関係性によって異なります。一般的な相場を知っておくことで、相手に気を遣わせすぎたり、逆に失礼にあたったりすることを防げます。
以下は、関係性別の一般的な相場です。
- 友人・知人: 3,000円~10,000円程度
- 会社の同僚・部下: 3,000円~10,000円程度
- 会社の上司: 5,000円~10,000円程度
- 親戚: 5,000円~30,000円程度
- 兄弟・姉妹: 10,000円~30,000円程度(年代や状況による)
- 親・祖父母から子へ: 30,000円~100,000円程度
ただし、これはあくまで目安です。連名で贈る場合や、自分の年齢や経済状況なども考慮して、無理のない範囲で心を込めて選ぶことが大切です。高価すぎる贈り物は、かえって相手に内祝い(お返し)の負担をかけてしまう可能性もあるため注意しましょう。
メッセージカードを添えて気持ちを伝える
どんなギフトを選ぶにしても、お祝いの気持ちを込めたメッセージカードを添えることを忘れないようにしましょう。心のこもったメッセージは、ギフト以上に相手の心に響くものです。
メッセージには、赤ちゃんの誕生を祝福する言葉、ママの労をねぎらう言葉、今後の健やかな成長を願う言葉などを綴ります。「大変なこともあると思うけど、いつでも頼ってね」といった、サポートする気持ちを伝える言葉も喜ばれるでしょう。
長文である必要はありません。短い文章でも、あなたの温かい気持ちが伝われば、受け取ったママ・パパはきっと嬉しいはずです。手書きのメッセージなら、さらに心がこもって素敵ですね。
【マナー】出産祝いを贈る際に気をつけたいこと
お祝いの気持ちをきちんと伝えるためには、ギフト選びだけでなく、渡し方や体裁に関するマナーを守ることも大切です。基本的なマナーを知っておけば、相手に失礼なく、スマートにお祝いを贈ることができます。ここでは、熨斗(のし)や渡し方など、注意すべき点を確認しましょう。
- 熨斗(のし)の選び方・書き方
- 手渡し?郵送?渡し方のマナー
- 贈ってはいけないタブーな品物
熨斗(のし)の選び方・書き方
出産祝いの贈り物には、「紅白蝶結び」の水引がついた熨斗(のし)紙をかけるのが一般的です。蝶結びは「何度あっても嬉しいお祝い事」に使われます。
熨斗紙の表書き(上段)には、「御出産御祝」「御祝」「祝御安産」などと書きます。4文字の表書き(例:「祝御出産」)は「死文字」として気にする方もいるため、避けた方が無難です。
下段には、贈り主の名前をフルネームで書きます。夫婦連名の場合は、中央に夫の氏名、その左に妻の名前のみを書きます。会社名や部署名を入れる場合は、名前の右側に小さめに書きましょう。連名で贈る場合は、右から目上の人(または五十音順)の順に名前を書き、4名以上の場合は代表者の名前を中央に書き、その左に「外一同」と添え、別紙に全員の名前を書いて同封します。
文字は、濃い黒色の毛筆や筆ペン、サインペンで、楷書体ではっきりと書くのがマナーです。
手渡し?郵送?渡し方のマナー
出産祝いを渡す方法は、直接手渡しするか、郵送するかのどちらかが一般的です。どちらの場合も、相手への配慮が大切です。
手渡しする場合は、前述の通り、事前に相手の都合を確認し、産後のママと赤ちゃんの負担にならないよう、訪問は短時間で済ませるように心がけましょう。玄関先で渡すだけでも構いません。訪問する際は、清潔な服装を心がけ、風邪などを引いている場合は訪問を控えるのがマナーです。ギフトは、風呂敷や紙袋に入れて持参し、渡す直前に取り出して、正面を相手に向けて差し出します。
郵送する場合は、こちらも事前に相手に送る旨と到着予定日を伝えておくと親切です。品物だけを送るのではなく、必ずメッセージカードを添えて、お祝いの気持ちを伝えましょう。配送中に熨斗紙が汚れたり破れたりしないように、包装紙の内側に熨斗をかける「内のし」にするのがおすすめです。
贈ってはいけないタブーな品物
出産祝いに限らず、お祝いの贈り物には避けるべきとされるタブーな品物があります。知らずに贈ってしまうと、相手に不快な思いをさせてしまう可能性があるので注意しましょう。
代表的なものとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 刃物(ハサミ、包丁など): 「縁を切る」ことを連想させるため。
- ハンカチ: 日本語で「手巾(てぎれ)」とも書き、「手切れ」を連想させるため。(ただし、デザイン性の高いものなどは気にしない方も増えています)
- 日本茶: 主に弔事で使われることが多いため。
- 櫛(くし): 「苦」や「死」を連想させるため。
- 縁起の悪いモチーフのもの: 弔事を連想させる菊の花や、散ることをイメージさせる椿など。
また、あまりにも高価すぎるものも、相手に内祝いの負担をかけてしまうため、避けた方が良い場合があります。相手との関係性を考慮し、常識の範囲内でギフトを選ぶようにしましょう。
よくある質問
Q. 出産祝い オムツ サイズ いつがいい?
A. オムツを贈る場合、サイズ選びは非常に重要です。新生児用(~5kg目安)は使える期間が非常に短く、すでに用意している可能性も高いため、避けた方が無難かもしれません。おすすめはSサイズ(4~8kg目安)またはMサイズ(6~11kg目安)です。Sサイズも比較的早くサイズアウトすることがありますが、最も使う期間が長いのはMサイズと言われています。ただし、赤ちゃんの成長スピードには個人差があるため、可能であれば事前にママ・パパに確認するのが最も確実です。確認できない場合は、少し大きめのMサイズを選ぶか、複数のサイズを組み合わせたギフトにするなどの工夫が良いでしょう。
Q. 出産祝いにもらって嬉しくないものは?
A. 一般的に「嬉しくない」と感じられやすいものには、以下のようなものが挙げられます。
- 趣味に合わないベビー服や育児グッズ: デザインや色、ブランドの好みが合わないと、使ってもらえない可能性があります。
- 使用期間が短いもの: 新生児サイズの服や、特定の月齢でしか使えないおもちゃなどは、すぐに使えなくなってしまうことがあります。
- すでに持っているもの: 他の人からもらったり、自分で用意したりしている場合、同じものが重なると困ってしまいます。
- 置き場所に困る大きなもの: 大きなぬいぐるみや、派手なデザインの大型おもちゃなどは、収納スペースを取るため敬遠されることがあります。
- 手作りのオムツケーキや衛生面が気になるもの: 衛生観念は人それぞれなので、注意が必要です。
- 香りの強いもの: ママや赤ちゃんの好みに合わない可能性があります。
ただし、これらはあくまで一般的な意見であり、人によって感じ方は異なります。大切なのは、相手の状況や好みを考慮することです。
Q. 出産祝い 何が一番嬉しい?
A. 「何が一番嬉しいか」は、人によって様々ですが、多くのアンケート調査で上位に挙がるのは、やはり「現金・商品券」です。必要なものを自由に購入できる実用性が高く評価されています。
次いで、「ベビー服」「スタイ」「おくるみ」などの実用的なベビーグッズや、「おむつ・おしりふき」といった消耗品も根強い人気があります。また、自分ではなかなか買わない「ちょっと高品質なベビーケア用品」や、ママを気遣う「リラックスグッズ」「美味しい食べ物」なども喜ばれる傾向にあります。
結局のところ、「これが絶対!」という正解はありません。相手が今何を必要としているか、どんなものが好みかを考え、心を込めて選んだものであれば、きっと喜んでもらえるはずです。
Q. 出産祝い 何が実用的?
A. 出産祝いにおいて「実用的」とされるものは、主に育児の中で日常的に使うもの、消耗するもの、あると便利なものです。具体的には以下のようなものが挙げられます。
- オムツ、おしりふき: 毎日大量に消費する必需品。(ただし、メーカーやサイズの確認は必要)
- スタイ、ガーゼハンカチ: 何枚あっても困らないアイテム。
- ベビー服(特に肌着や少し大きめサイズ): 着替えが多く必要になるため。
- おくるみ、スリーパー: 体温調節や寝かしつけに役立つ。
- ベビー用食器セット: 離乳食開始に向けて必要になる。
- スキンケア用品、ベビーソープ: 赤ちゃんの肌ケアに必須。
- タオル類(バスタオル、フェイスタオル): 吸水性の良いものは重宝される。
- 現金、商品券、カタログギフト: 相手が必要なものを選べる究極の実用ギフト。
実用性を重視する場合でも、デザインや品質に少しこだわることで、お祝いらしさをプラスすることができます。
Q. 出産祝い オムツ メーカーはどれがいい?
A. オムツのメーカー選びは非常に難しく、一概に「これがベスト」とは言えません。なぜなら、赤ちゃんの肌質や体型によって合う・合わないがあるからです。
日本で人気の主要メーカーとしては、「パンパース」「メリーズ」「ムーニー」「グーン」などが挙げられます。それぞれ特徴があり、「パンパースは吸収力が高い」「メリーズは肌触りが良い」「ムーニーは漏れにくい」など、様々な評判があります。
もしオムツを贈りたい場合は、必ず事前に相手に使っているメーカー(または使いたいメーカー)を確認しましょう。それが難しい場合は、複数のメーカーのオムツが少量ずつ試せる「おむつアソート」のようなギフトを選ぶのも一つの手です。これにより、相手は自分の赤ちゃんに合うメーカーを見つけることができます。
Q. オムツケーキは迷惑ですか?
A. オムツケーキは見た目が華やかで人気がありますが、「迷惑」と感じる方がいるのも事実です。主な理由は以下の通りです。
- 衛生面が気になる: 一度開封され、人の手が加わっていることに抵抗を感じる。
- メーカーやサイズが合わない: 使いたいメーカーでなかったり、すぐにサイズアウトしたりする。
- 解体や分別が面倒: 包装が多く、取り出すのに手間がかかる。
- 保管場所に困る: 大きくてかさばる。
- 実用性より見た目重視に感じる: 装飾が多く、オムツ自体の枚数は少ない場合がある。
もちろん、「可愛くて嬉しい」「消耗品だから助かる」と喜ぶ方もたくさんいます。しかし、上記のような理由で敬遠される可能性も考慮し、贈る相手の性格や考え方をよく理解した上で判断することが重要です。心配な場合は、衛生面に配慮された個包装タイプのものを選んだり、オムツ以外のギフトを検討したりするのが良いでしょう。
Q. 出産祝い 現金は失礼?相場は?
A. 出産祝いに現金を贈ること自体は、必ずしもマナー違反ではありません。特に親しい間柄(友人、同僚、後輩、兄弟姉妹など)であれば、実用的で助かる贈り物として喜ばれることが多いです。必要なものを自由に買ってもらえるというメリットがあります。
ただし、目上の方へ現金を贈るのは失礼にあたるとされる場合があるので注意が必要です。また、「味気ない」「気持ちがこもっていない」と感じる方もいるため、関係性を考慮して判断しましょう。心配な場合は、現金とささやかなプレゼントを組み合わせて贈るのも良い方法です。
現金を贈る場合の相場は、相手との関係性によって異なりますが、友人や同僚なら3,000円~10,000円程度、兄弟姉妹なら10,000円~30,000円程度が一般的です。贈る際は、新札を用意し、紅白蝶結びのご祝儀袋に入れて渡すのがマナーです。
Q. 二人目の出産祝いは何がいい?
A. 二人目の出産祝いは、一人目の時とは少し選び方が異なります。ベビーグッズは一通り揃っている可能性が高いため、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 消耗品を選ぶ: オムツ(要確認)、おしりふき、スタイ、ガーゼなど、いくつあっても困らないもの。
- 上の子と一緒に使えるものを選ぶ: 兄弟姉妹で遊べるおもちゃ、絵本、お揃いの服など。上の子への配慮も忘れずに。
- ママ・パパ向けのギフトを選ぶ: リラックスグッズ、美味しい食べ物、家事代行サービスなど、二人育児を頑張る両親をねぎらうもの。
- 少し贅沢なアイテムを選ぶ: 自分では買わないような高品質なタオルやスキンケア用品、おしゃれなベビー服など。
- 本人に希望を聞く: 「何か必要なものある?」と直接聞いてしまうのが一番確実で喜ばれます。
- 現金やカタログギフト: 必要なものを選んでもらえるので、失敗がありません。
「お下がりがあるから大丈夫」と思わず、新しい赤ちゃんのため、そして家族みんなが喜んでくれるようなギフトを選びたいですね。
まとめ
本記事では、出産祝いにオムツが「いらない」と言われる理由から、本当に喜ばれるギフトの選び方、マナーまで詳しく解説してきました。最後に、記事の重要なポイントをまとめます。
- 出産祝いのオムツは賛否両論ある。
- 「いらない」理由はメーカー・サイズ指定、在庫過多、衛生面など。
- オムツを贈るなら事前の確認が最も重要。
- オムツ以外の実用的なギフトはベビー服、スタイ、おくるみなど。
- 長く使える特別なギフトはおもちゃ、メモリアルグッズ、名前入りアイテム。
- ママ・パパ向けギフト(リラックスグッズ、グルメ)も喜ばれる。
- 相手に選んでもらうカタログギフトや現金も有効な選択肢。
- 二人目以降は上の子への配慮も大切。
- ギフト選びは相手の状況や好みのリサーチが基本。
- 贈る時期は生後7日~1ヶ月が目安、事前に都合を確認。
- 相場は相手との関係性で判断(友人:3千~1万円)。
- メッセージカードを添えて気持ちを伝えること。
- 熨斗は「紅白蝶結び」、表書きは「御出産御祝」。
- タブーな品物(刃物、ハンカチ、日本茶など)は避ける。
- オムツケーキは衛生面や解体の手間で敬遠されることも。
出産祝いは、赤ちゃんの誕生を祝福し、ママとパパを応援する気持ちを伝える大切な贈り物です。この記事を参考に、相手に心から喜んでもらえる素敵なギフトを選んでくださいね。

関連記事: