毎日のおむつ替え、本当にお疲れ様です。新生児期からずっと使ってきたテープタイプのおむつ。「いつまで使い続けるんだろう?」「みんな、いつ頃パンツタイプに切り替えているの?」と、ふと疑問に思うことはありませんか?周りの子がパンツタイプを履いているのを見ると、少し焦ってしまうこともあるかもしれませんね。
本記事では、そんなママ・パパの疑問を解消するために、テープタイプのおむつをいつまで使うのか、そしてパンツタイプへスムーズに移行するための具体的なサインやコツを詳しく解説します。この記事を読めば、あなたのお子さんにぴったりの切り替えタイミングがきっと見つかりますよ。
【結論】おむつのテープはいつまで?明確な決まりはない!赤ちゃんの成長がカギ

まず結論からお伝えすると、「テープタイプのおむつを〇ヶ月まで使う」という明確な決まりはありません。大切なのは、月齢や周りの子の状況ではなく、あなたのお子さん自身の成長や発達の様子です。一般的には、寝返りやはいはいで動きが活発になる生後6ヶ月頃から切り替えを検討し始める家庭が多いようですが、これもあくまで目安の一つです。
焦って切り替える必要は全くありません。赤ちゃんの体型や動き、おむつ替えの時の様子などをよく観察し、「そろそろかな?」と感じた時がベストなタイミングです。次の章で紹介する具体的なサインを参考に、お子さんのペースに合わせてゆっくり考えていきましょう。
本記事で紹介する内容は以下の通りです。
- テープからパンツへ!おむつ切り替えを考える5つのサイン
- 【徹底比較】テープタイプとパンツタイプおむつのメリット・デメリット
- 賢いおむつの使い方!テープとパンツの上手な併用術
- 主要メーカー別!おむつの特徴比較
テープからパンツへ!おむつ切り替えを考える5つのサイン

「赤ちゃんの成長に合わせて」と言われても、具体的にどんな状態になったら切り替えを考えれば良いのでしょうか。ここでは、多くの先輩ママ・パパが「これがきっかけだった!」と語る、パンツタイプへの移行を考えるべき5つの具体的なサインをご紹介します。お子さんの様子と照らし合わせてみてくださいね。
サイン1:寝返りやはいはいで動きが活発になった
これまでおとなしく寝転がっていた赤ちゃんが、寝返りをマスターし、さらにはいはいで部屋中を冒険し始めたら、それは大きな成長の証です。しかし、同時にテープタイプのおむつ替えが格段に難しくなる時期でもあります。
おむつを広げてお尻の下に敷こうとしても、コロンと寝返りで逃げてしまったり、足をバタバタさせてテープがうまく留められなかったり…。「じっとしてて!」と思わず声を荒げてしまうこともあるかもしれません。そんな風におむつ替えにストレスを感じるようになったら、立ったままでもサッと履かせられるパンツタイプを試してみる絶好のタイミングです。
サイン2:おむつ替えの時にじっとしていられない
たとえ、まだはいはいをしていなくても、おむつ替えの時にとにかくじっとしていられない、嫌がって泣いたり暴れたりすることが増えてきたら、それも切り替えのサインです。 赤ちゃんは、自分の意思で体を動かせるようになると、仰向けに寝かされて手足を押さえられることを嫌がるようになります。 これは、好奇心や自己主張が芽生えてきた証拠でもあります。
無理やり押さえつけておむつ替えをすると、赤ちゃんにとっておむつ替えが「嫌な時間」になってしまいます。おもちゃで気を引いたり、歌をうたったりしながらでも大変…と感じたら、おむつ替えの時間を短縮できるパンツタイプが、ママ・パパと赤ちゃんの両方のストレスを減らしてくれるでしょう。
サイン3:つかまり立ちやあんよを始めた
赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩き、そして最初の一歩を踏み出すようになったら、立ったまま履かせられるパンツタイプが圧倒的に便利になります。 これまでの寝かせた状態でおむつを替えるスタイルから、立ったままサッと履き替えさせるスタイルに変わることで、おむつ替えが驚くほどスムーズになります。
また、自分で立っちができるようになると、赤ちゃん自身も「自分でやりたい」という気持ちが芽生えてきます。パンツを履く練習は、後のトイレトレーニングにも繋がっていく大切なステップです。 赤ちゃんの自立心を育むという意味でも、このタイミングでの切り替えは非常におすすめです。
サイン4:おしっこの量が増えて漏れるようになった
赤ちゃんの成長に伴い、一度にするおしっこの量も増えてきます。テープタイプのおむつで、これまでなかったのに漏れることが増えてきたと感じたら、サイズアップと同時にパンツタイプへの切り替えを検討する良い機会です。
パンツタイプは、ウエスト周りや足回りのギャザーが体にしっかりフィットするように設計されているものが多く、活発に動いてもズレにくいのが特徴です。 そのため、テープタイプに比べて隙間ができにくく、おしっこやゆるゆるうんちの横漏れ・背中漏れを防いでくれる効果が期待できます。 特に、動きが激しくなる日中や、長時間おむつを替えられない夜間などに漏れが気になる場合は、一度試してみる価値があるでしょう。
サイン5:うんちが固まってきた
離乳食が進むと、赤ちゃんのうんちはだんだんと固形に近づいてきます。新生児期のようなゆるゆるうんちの場合、おむつを広げてしっかり拭き取れるテープタイプの方が便利なこともあります。 しかし、うんちがある程度まとまってきたら、パンツタイプでも処理がしやすくなります。
パンツタイプの場合、サイドを破って脱がせることができるため、うんちが足についてしまう心配も少なく済みます。 うんちの状態の変化も、おむつの種類を見直す一つの目安として覚えておくと良いでしょう。
【徹底比較】テープタイプとパンツタイプおむつのメリット・デメリット

テープタイプとパンツタイプ、それぞれに良いところと少し不便なところがあります。どちらか一方が優れているというわけではなく、赤ちゃんの成長段階や生活シーンに合わせて使い分けるのが賢い選択です。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく表にまとめました。
テープタイプのメリット・デメリット
新生児期からお世話になるテープタイプ。一番の魅力は、やはりその使い勝手の良さと経済性です。
メリット:
- 価格が安い: パンツタイプに比べて1枚あたりの単価が安い傾向にあります。 毎日何枚も使うものだから、これは大きなメリットです。
- 寝かせたまま替えやすい: ねんね期の赤ちゃんのおむつ替えは、テープタイプが断然楽です。
- サイズの微調整が可能: テープを留める位置で、お腹周りのフィット感を調整できます。
- うんちの処理がしやすい: おむつを大きく広げられるので、ゆるゆるうんちでもきれいに拭き取りやすいです。
- かさばらない: パンツタイプに比べて薄いものが多く、持ち運びに便利です。
デメリット:
- 動き始めると替えにくい: 寝返りやはいはいが始まると、じっとしていないのでテープを留めるのが難しくなります。
- ズレやすい・脱げやすい: 活発に動くとテープが外れたり、おむつがズレて漏れの原因になることがあります。
パンツタイプのメリット・デメリット
活発に動き始めた赤ちゃんの強い味方、パンツタイプ。そのフィット感と履かせやすさが最大の特徴です。
メリット:
- 立ったまま履かせられる: つかまり立ちやあんよが始まったら、立ったままサッと履かせられてとても便利です。
- フィット感が高くズレにくい: ウエストや足回りのギャザーが体にフィットし、たくさん動いてもズレにくく漏れにくいです。
- 赤ちゃんが自分で履ける: トイレトレーニング期には、自分で脱ぎ履きする練習になります。
デメリット:
- 価格が高い: テープタイプに比べて1枚あたりの単価が少し高めです。
- サイズの微調整が難しい: テープタイプのように細かいサイズの調整はできません。
- うんちの時に足が汚れることも: 脱がせる時に、うんちが足についてしまう可能性があります。(サイドを破れば回避できます)
- かさばりやすい: テープタイプより厚みがあるものが多く、持ち運びの際に少し場所を取ります。
テープタイプ | パンツタイプ | |
---|---|---|
メリット | ・価格が安い ・寝かせたまま替えやすい ・サイズ調整がしやすい ・うんちの処理が楽 | ・立ったまま履かせられる ・フィット感が高くズレにくい ・自分で脱ぎ履きの練習になる |
デメリット | ・動き始めると替えにくい ・活発に動くとズレやすい | ・価格が高い ・サイズ調整が難しい ・かさばりやすい |
賢いおむつの使い方!テープとパンツの上手な併用術

「パンツタイプに切り替えたら、もうテープタイプは使わないの?」というと、そんなことはありません。実は、多くのママ・パパが赤ちゃんの成長や生活シーンに合わせて、テープとパンツを上手に併用しています。 併用することで、快適さも経済性も両立させることができるのです。
昼はパンツ、夜はテープで漏れ対策
日中は元気に動き回るから、フィット感の高いパンツタイプで漏れを気にせず思いっきり遊ばせてあげる。そして、夜寝ている間は、おしっこの量が増えても吸収力の高い大きめサイズのテープタイプを使う、という使い分けは非常に有効です。
夜間は頻繁におむつを替えられないため、吸収量を重視したいもの。また、寝ている赤ちゃんのおむつ替えは、そっと開いて確認できるテープタイプの方が起こさずに済む場合もあります。 このようにシーンで使い分けることで、それぞれのメリットを最大限に活かすことができます。
外出時は持ち運びやすいテープも便利
パンツタイプは便利ですが、テープタイプに比べてかさばるのが難点。 荷物が多くなりがちな外出時には、コンパクトに持ち運べるテープタイプをいくつかマザーズバッグに忍ばせておく、というママもいます。
また、外出先の狭いおむつ替えスペースでは、ズボンを全部脱がさなくても替えられるテープタイプの方が便利な場面もあります。 家ではパンツ、外出時はテープと使い分けるのも賢い方法の一つです。
コストを抑えるための併用テクニック
やはり気になるのがおむつのコスト。パンツタイプはテープタイプより割高なため、全てをパンツタイプに切り替えるのは家計に響く…と感じる方もいるでしょう。
そんな時は、「基本はテープ、動き回って替えにくい時だけパンツ」というように、パンツタイプの使用頻度を調整するのもおすすめです。 また、うんちをした時だけ、下にテープタイプを敷いておけば、万が一の時も安心です。 少しの工夫で、おむつ代を節約しながら快適さもキープできますよ。
主要メーカー別!おむつの特徴比較(パンパース・メリーズ・ムーニー・グーン)

いざパンツタイプを試そうと思っても、たくさんのメーカーから発売されていて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。ここでは、主要4大メーカーである「パンパース」「メリーズ」「ムーニー」「グーン」のテープタイプとパンツタイプの主な特徴を比較してみました。赤ちゃんの肌質や体型に合うおむつを見つける参考にしてください。
パンパースの特徴
産院での使用率も高く、多くのママ・パパから信頼されているブランドです。 全体的に薄手で吸収力に優れているのが特徴。「はじめての肌へのいちばん」シリーズは、シルクのような柔らかさでデリケートな赤ちゃんの肌を守ります。 パンツタイプは独自のフィット技術で、よく動く赤ちゃんの足回りや背中からの漏れをしっかりガードしてくれます。
メリーズの特徴
「肌研究」から生まれた、通気性の良さが魅力のメリーズ。 おむつの中のムレを追い出す「全面通気性シート」で、おむつかぶれしにくいと評判です。 パンツタイプの「エアスルー」は、ウエスト部分の「空気トンネル」が特徴で、汗をかきやすいお腹まわりもさらさらをキープ。 ギャザーの伸びが良く、履かせやすいという声も多いです。
ムーニーの特徴
ゆるいうんちの背中漏れを防ぐ「ゆるうんちポケット(テープタイプ)」や、うんちの時もサッと拭きやすい「するりんキレイおしりふき」など、ママ・パパに嬉しい工夫がたくさん。 パンツタイプの「ムーニーマン」は、すっぽりハイウエストでぽっこりお腹もすっぽり包み込み、ズレを防ぎます。オーガニックコットン配合の「ナチュラルムーニー」は、特に肌へのやさしさを重視する方におすすめです。
グーンの特徴
保湿成分配合の「グーンプラス 敏感肌設計」シリーズが人気で、デリケートな赤ちゃんの肌をうるおいで守ります。 パンツタイプは、おしっこをすばやく吸い込む「まっさらさら吸収体」で、お肌がさらっと快適に保てます。 ディズニーの可愛いキャラクターデザインも、子どもたちが喜ぶポイントの一つです。
よくある質問

ここでは、おむつのテープタイプからパンツタイプへの切り替えに関して、ママ・パパからよく寄せられる質問にお答えします。
Q. パンツタイプにしたらうんちが漏れやすくなった…対策は?
A. パンツタイプでうんちが漏れる場合、いくつかの原因が考えられます。まずはサイズが合っているかを確認しましょう。お腹周りや足回りに隙間ができていませんか? 次に、履かせ方です。おむつを引き上げた後、足回りのギャザーが内側に入り込んでいないか、指でくるっと一周して確認する一手間が大切です。 また、背中漏れが気になる場合は、おへそが隠れるくらい深めに履かせることや、背中側に漏れ防止のストッパー機能があるおむつを選ぶのも効果的です。
Q. おむつのサイズアップの目安は?
A. おむつのパッケージに記載されている体重はあくまで目安です。 以下のサインが見られたらサイズアップを検討しましょう。
- お腹周りや太ももにゴムの跡が赤く残る
- テープを留める位置が一番外側になった
- おむつを履かせた時におへそが見えてしまう
- おしっこやうんちの漏れる回数が増えた
これらのサインは、おむつが小さくなっている証拠です。一つでも当てはまったら、一つ大きいサイズを試してみましょう。
Q. 夜だけテープタイプを使うのはあり?
A. はい、全く問題ありません。むしろ、賢い使い方の一つです。 日中は動きやすいパンツタイプ、夜間は吸収量が多く、寝たまま替えやすいテープタイプと使い分けることで、漏れの心配を減らし、コストを抑えることもできます。赤ちゃんの睡眠を妨げずに、ママ・パパも安心して眠れる方法を選びましょう。
Q. Lサイズのテープタイプはどこで売ってる?
A. パンツタイプが主流になるLサイズですが、テープタイプも販売されています。 全てのドラッグストアやスーパーで常時置いているとは限りませんが、ベビー用品専門店(ベビーザらスなど)や、Amazon、楽天市場などのオンラインストアでは比較的簡単に見つけることができます。 ドラッグストアのウエルシアなどでも取り扱いがある場合があります。 探している方は、オンラインで検索してみるのがおすすめです。
Q. おむつかぶれしやすい子におすすめはどっち?
A. おむつかぶれは、おむつの種類だけでなく、赤ちゃんの肌質やこまめにおむつを替えられているかどうかが大きく影響します。 そのため、一概にどちらが良いとは言えません。大切なのは、通気性が良く、肌に優しい素材のおむつを選ぶことです。 メリーズの「エアスルー」やパンパースの「はじめての肌へのいちばん」、ムーニーの「ナチュラルムーニー」など、各社から肌へのやさしさを追求した商品が出ているので、いくつか試してみて、お子さんの肌に合うものを見つけてあげるのが一番です。
まとめ

- おむつのテープからパンツへの切り替えに明確な時期はない。
- 赤ちゃんの動きが活発になった時が最初のサイン。
- 寝返りやはいはい、つかまり立ちが目安になる。
- おむつ替えを嫌がるようになったら切り替えを検討。
- おしっこの量が増え、漏れが気になった時もタイミング。
- テープタイプは安価で、ねんね期に替えやすい。
- パンツタイプは動きやすく、立ったまま履かせられる。
- テープとパンツの併用は経済的で賢い使い方。
- 昼はパンツ、夜はテープという使い分けもおすすめ。
- 外出時にはかさばらないテープタイプも便利。
- うんち漏れ対策はサイズとギャザーの確認が重要。
- サイズアップはお腹や足回りの跡がサイン。
- Lサイズのテープタイプはオンラインストアなどで購入可能。
- おむつかぶれには通気性の良い素材を選ぶことが大切。
- 各メーカーの特徴を比較し、赤ちゃんに合うものを見つける。