可愛いひ孫の誕生、本当におめでとうございます!新しい家族が増える喜びは、何物にも代えがたいものですよね。感慨深い気持ちとともに、「お祝いはどうしよう?」と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、ひ孫への出産祝いの相場や喜ばれるプレゼント、そして知っておきたいマナーについて、詳しく解説していきます。大切なひ孫への最初のお祝い、心を込めて選びましょう。
ひ孫への出産祝い、そもそも贈るべき?
ひ孫の誕生という、この上ない喜びのニュース!しかし、中には「曾祖父母という立場から、お祝いをすべきなのだろうか?」と迷われる方もいるかもしれません。
結論から言うと、お祝いを贈るかどうかは、ご自身の気持ち次第です。絶対に贈らなければならないという決まりはありません。
ただ、ひ孫の誕生は家族にとって大きな喜びであり、お祝いの気持ちを形にして伝えたいと思うのは自然なことです。
お孫さん(ひ孫の親)夫婦にとっても、ご自身の親(ひ孫の祖父母)だけでなく、さらにその親である曾祖父母からお祝いをいただけたら、大変嬉しいものです。
家族の新しい一員を温かく迎え入れる気持ちを示す、素敵な機会と言えるでしょう。
無理のない範囲で、お祝いの気持ちを伝えることをおすすめします。
金額や品物よりも、「生まれてきてくれてありがとう」「健やかに育ってね」という温かい気持ちを伝えることが最も大切です。
【結論】ひ孫への出産祝い、気になる相場は?
ひ孫へ出産祝いを贈る場合、気になるのがその相場です。
一般的なお祝いの相場を参考にしつつ、ご自身の状況に合わせて無理のない範囲で決めるのが良いでしょう。
- 現金で贈る場合の相場
- プレゼントで贈る場合の相場
- 地域や家計による違いも考慮しよう
現金で贈る場合の相場
ひ孫への出産祝いとして現金を贈る場合の相場は、1万円〜3万円程度が一般的とされています。
中には、5万円やそれ以上を贈る方もいらっしゃいますが、これはあくまで目安です。
お孫さん(ひ孫の親)との関係性や、ご自身の経済状況によって金額は変動します。
例えば、普段から頻繁に会う関係であれば少し多めに、遠方に住んでいてあまり会う機会がない場合は相場程度にする、といった考え方もあります。
現金を贈るメリットは、受け取った側が必要なものを自由に購入できる点です。
ベビー用品は何かと物入りですし、好みに合わないものを贈ってしまう心配もありません。
ただし、金額が直接的に分かってしまうため、相手に気を遣わせてしまう可能性も考慮しましょう。
プレゼントで贈る場合の相場
品物で出産祝いを贈る場合も、現金と同様に1万円〜3万円程度の予算で選ぶ方が多いようです。
もちろん、これより高価なものや、もう少し手頃な価格帯のものを贈るケースもあります。
プレゼントの場合は、選ぶ品物によって価格帯が大きく異なります。
例えば、ブランド物のベビー服やおもちゃ、ベビーカーやベビーベッドのような大型のベビーグッズなどは高価になる傾向があります。
一方で、絵本やおむつケーキ、ベビー食器などは比較的リーズナブルに用意できます。
プレゼント選びで大切なのは、金額よりも「ひ孫のために」という気持ちを込めて選ぶことです。
お孫さん夫婦に事前に欲しいものを聞いてみるのも良いでしょう。
地域や家計による違いも考慮しよう
出産祝いの相場は、お住まいの地域や親戚間の慣習によっても異なる場合があります。
特定の地域では、相場よりも高額なお祝いをする習慣があったり、逆に形式的なお祝いはあまりしないというケースもあります。
もし、ご自身の地域や親戚間でのお祝いの慣習が分かっている場合は、それに合わせるのが無難でしょう。
また、最も重要なのはご自身の家計状況に合わせて無理のない範囲で贈ることです。
相場はあくまで参考とし、お祝いの気持ちが負担にならないように金額や品物を選びましょう。
高額なお祝いをすることが、必ずしも相手を喜ばせるわけではありません。心のこもったお祝いが一番です。
現金だけじゃない!ひ孫に喜ばれる出産祝いプレゼント10選
「現金も良いけれど、何か記念になるものを贈りたい」とお考えの方も多いでしょう。
ここでは、ひ孫への出産祝いとして喜ばれるプレゼントのアイデアを10個ご紹介します。
- 定番!ベビー服・スタイ
- 知育にもなるおもちゃ
- 実用性抜群!おむつケーキ・ベビーケア用品
- ママ・パパを助ける便利グッズ
- 記念に残るメモリアルグッズ
- 絵本・知育玩具
- ベビー食器セット
- 名入れギフト
- カタログギフト
- 商品券・ギフトカード
定番!ベビー服・スタイ
ベビー服やスタイ(よだれかけ)は、出産祝いの定番中の定番です。
赤ちゃんは何枚あっても困らないアイテムなので、実用性が高く喜ばれます。
特に、少しお出かけ用になるような、上質でデザイン性の高いものを選ぶと特別感が出ます。
選ぶ際のポイントは、赤ちゃんの肌に優しい素材(コットンなど)を選ぶこと。
また、すぐに大きくなることを見越して、少し大きめのサイズ(80cm〜90cm程度)を選ぶと長く使ってもらえます。
季節感も考慮して、贈る時期に合った素材やデザインを選びましょう。ロンパースやカバーオール、カーディガンなどが人気です。
知育にもなるおもちゃ
赤ちゃんの成長を促すおもちゃも、人気のプレゼントです。
五感を刺激するようなラトル(がらがら)や、積み木、布絵本などがおすすめです。
安全基準を満たしているか(STマークなど)を確認し、赤ちゃんが口に入れても安全な素材や塗料で作られているものを選びましょう。
少し月齢が進んでから使えるような知育玩具も喜ばれます。
長く遊べるものを選ぶと、贈った側も嬉しいですよね。
木製のおもちゃは温かみがあり、インテリアとしてもおしゃれなので人気があります。
実用性抜群!おむつケーキ・ベビーケア用品
おむつケーキは、実用的なおむつをケーキのようにデコレーションした、見た目も華やかな人気のギフトです。
おむつだけでなく、スタイやおもちゃ、ベビーソックスなどがセットになっているものも多く、開ける楽しみもあります。
おむつのサイズやメーカーは、事前に確認できるとより良いでしょう。(SサイズやMサイズが無難です)
また、ベビーローションやソープ、沐浴剤などのベビーケア用品も実用的で喜ばれます。
肌に優しいオーガニック成分のものや、信頼できるメーカーのものを選ぶと安心です。
いくつあっても困らない消耗品は、ママ・パパにとって嬉しい贈り物です。
ママ・パパを助ける便利グッズ
赤ちゃんのお世話に役立つ便利グッズも、気の利いたプレゼントとして喜ばれます。
例えば、離乳食作りに役立つブレンダーや調理セット、おむつ用のごみ箱、授乳クッション、抱っこ紐などです。
ただし、これらのアイテムはすでに持っていたり、好みが分かれたりすることもあります。
事前に「何か困っていることはない?」「こういうものがあると便利かな?」など、お孫さん夫婦にリサーチしてみるのがおすすめです。
ママ・パパの負担を少しでも軽くできるようなアイテムは、きっと感謝されるでしょう。
記念に残るメモリアルグッズ
ひ孫の誕生の記念になるような、メモリアルグッズも素敵な贈り物です。
手形や足形を残せるフレーム、生まれた時の身長や体重を記録できるフォトフレーム、名入れの銀のスプーンなどは、大きくなってからも思い出として残ります。
生まれた日の新聞を取り寄せてプレゼントする、というアイデアもあります。
「あなたが生まれた日は、こんな日だったんだよ」と、将来ひ孫に話してあげるのも素敵ですね。
世界に一つだけの特別な贈り物は、きっと喜ばれるでしょう。
絵本・知育玩具
絵本は、赤ちゃんの言葉の発達や感性を育むのに役立ちます。
読み聞かせしやすい定番の絵本セットや、音が出る絵本、仕掛け絵本などが人気です。
年齢に合ったものを選ぶことが大切ですが、少し先の年齢で楽しめるものを選ぶのも良いでしょう。
指先を使うおもちゃや、形合わせ、簡単なパズルなどの知育玩具もおすすめです。
遊びながら学ぶことができるので、プレゼントとして最適です。
長く使えるシンプルなデザインのものや、質の良い木製のものを選ぶと、インテリアにも馴染みやすいです。
ベビー食器セット
離乳食が始まる頃に必要になるベビー食器セットも、実用的なプレゼントとして人気があります。
割れにくい素材でできていて、電子レンジや食洗機に対応しているものを選ぶと、ママ・パパも助かります。
赤ちゃんが自分で食べる練習をしやすいように工夫されたデザインのものも良いでしょう。
可愛いキャラクターものや、おしゃれなデザインのものなど、様々な種類があります。
名入れができるサービスがあるものを選べば、より特別な贈り物になります。
毎日の食事が楽しくなるような、素敵な食器セットを選んであげましょう。
名入れギフト
赤ちゃんの名前が入ったギフトは、特別感があり、記念に残るため大変喜ばれます。
タオルやスタイ、ベビーリュック、積み木、アルバムなど、様々なアイテムに名入れが可能です。
世界に一つだけのオリジナルギフトは、贈る側の気持ちも伝わりやすいでしょう。
注文してから届くまで時間がかかる場合があるので、余裕をもって注文するようにしましょう。
名前の漢字やスペルを間違えないように、正確に伝えることが大切です。
カタログギフト
「何を贈ったら良いか分からない」「相手の好みが分からない」という場合に便利なのが、カタログギフトです。
ベビー用品専門のカタログギフトなら、ママ・パパが本当に欲しいものを自由に選んでもらえるので、失敗がありません。
様々な価格帯のカタログがあるので、予算に合わせて選ぶことができます。
ベビー服やおもちゃだけでなく、育児便利グッズや、ママ向けのリラックスグッズなどが掲載されているものもあります。
選ぶ楽しみも一緒にプレゼントできるのが魅力です。
商品券・ギフトカード
現金に近い感覚で贈れるのが、商品券やギフトカードです。
ベビー用品店やデパートの商品券、Amazonや楽天などのオンラインストアで使えるギフトカードなら、好きなタイミングで必要なものを購入してもらえます。
現金よりもやや受け取りやすいと感じる方もいるかもしれません。
ただし、使えるお店が限られている場合があるので、相手が利用しやすいお店の商品券やギフトカードを選ぶ配慮が必要です。
メッセージカードを添えて、お祝いの気持ちを伝えましょう。
失敗しない!出産祝いを選ぶ際のポイント
せっかく贈る出産祝い、相手に心から喜んでもらいたいですよね。
ここでは、プレゼント選びで失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。
- 安全性を第一に考える
- 実用性を重視する
- ママ・パパの好みをリサーチ
- 他の人と被らない工夫も
- 贈る相手(ひ孫の親)の状況を考慮する
安全性を第一に考える
赤ちゃんが使うものは、何よりも安全性が大切です。
おもちゃであれば、誤飲の危険がない大きさか、舐めても安全な塗料が使われているか、尖った部分がないかなどを確認しましょう。
STマーク(玩具安全基準)やCEマーク(EUの安全基準)などが付いている製品は、安全性の目安になります。
ベビー服であれば、赤ちゃんの肌に優しい天然素材(コットン100%など)を選び、ホルムアルデヒド検査済みなどの表示があるか確認するとより安心です。
ボタンや装飾品が取れにくいかしっかりチェックすることも大切です。
実用性を重視する
いくら可愛いものでも、使ってもらえなければ意味がありません。
特に第一子の場合は、これから様々なベビー用品を揃える必要があるため、実用的なアイテムは非常に助かります。
おむつやベビーソープなどの消耗品、毎日使うスタイやタオル、少し大きくなってから使えるベビー服などは、いくつあっても困らないため喜ばれる傾向にあります。
「これは本当に使えるかな?」という視点で選んでみましょう。
ママ・パパの好みをリサーチ
可能であれば、お孫さん夫婦(ひ孫の親)に直接欲しいものを聞いてみるのが一番確実です。
サプライズで贈りたい場合でも、普段の会話から好みを探ったり、共通の知人を通してリサーチしたりするのも良いでしょう。
ベビー用品のデザインの好みは人それぞれです。
シンプルなものが好きなのか、キャラクターものが好きなのか、好みの色などを把握しておくと、プレゼント選びの失敗を防げます。
特に、ベビー服やインテリアに関わるアイテムは、好みが分かれやすいので注意が必要です。
他の人と被らない工夫も
出産祝いは、他の方からも贈られる可能性があります。
特に、定番のアイテムは被ってしまうことも少なくありません。
もし他の人とは違うものを贈りたい場合は、少し珍しいブランドのベビーグッズや、名入れなどのオリジナル要素を加えたものを選ぶと良いでしょう。
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また、あえて少し先の月齢で使うもの(例えば、離乳食グッズやセカンドベビーカーなど)を選ぶのも一つの方法です。
ただし、あまりにも先のものを贈ると保管場所に困る可能性もあるため、事前に相談するのが無難です。
贈る相手(ひ孫の親)の状況を考慮する
出産祝いを選ぶ際には、贈る相手であるお孫さん夫婦の状況を考慮することも大切です。
例えば、住んでいる家の広さを考えずに大きなものを贈ってしまうと、置き場所に困らせてしまうかもしれません。
第二子以降の出産であれば、上の子のお下がりがある程度揃っている可能性もあります。
また、ライフスタイル(車移動が多いか、公共交通機関の利用が多いかなど)によっても、必要なものは変わってきます。
相手の状況を想像し、本当に役立つもの、喜ばれるものを選ぶように心がけましょう。
気持ちを伝える!出産祝いのマナー
お祝いの気持ちをしっかりと伝えるためには、マナーを守ることも大切です。
特に、のしや渡すタイミングなど、基本的なマナーは押さえておきましょう。
- のしの選び方と書き方
- 水引の種類と意味
- 表書きの書き方(「御出産御祝」「御祝」など)
- 名前の書き方
- 渡すタイミングはいつがベスト?
- 心温まるメッセージを添えよう(文例付き)
のしの選び方と書き方
出産祝いには、のし紙をかけるのが丁寧な贈り方です。
現金の場合はのし袋(祝儀袋)に入れます。
品物を贈る場合は、包装紙の上からのし紙をかける「外のし」と、品物に直接のし紙をかけてから包装する「内のし」があります。
出産祝いでは、控えめな印象を与える「内のし」が一般的ですが、直接手渡しする場合は「外のし」でも問題ありません。
どちらを選べばよいか迷った場合は、購入するお店で相談してみましょう。
水引の種類と意味
出産祝いに使う水引は、紅白の「蝶結び(花結び)」を選びます。
蝶結びは、何度でも結び直せることから、「何度あっても嬉しいお祝い事」に使われます。
結婚祝いなどに使われる「結び切り」や「あわじ結び」は、一度きりのお祝い事に使うものなので、出産祝いには使いません。
間違えないように注意しましょう。
水引の本数は、5本か7本のものが一般的です。
表書きの書き方(「御出産御祝」「御祝」など)
のし紙やのし袋の上段中央に書くのが「表書き」です。
出産祝いの表書きは、「御出産御祝」「御祝」とするのが一般的です。
4文字の表書き(例:「祝御出産」)は「死文字」を連想させるため避けるべき、という考え方もありますが、現在ではあまり気にされない傾向にあります。心配な場合は、「御祝」など2文字の表書きを選ぶと良いでしょう。
筆記用具は、毛筆または筆ペン、濃い黒色のサインペンを使います。
ボールペンや万年筆は避けましょう。
名前の書き方
水引の下段中央に、贈り主の名前を書きます。
表書きよりも少し小さめに書くのがバランスが良いです。
フルネームで書くのが基本ですが、姓だけでも問題ありません。
夫婦連名で贈る場合は、中央に夫の氏名を書き、その左側に妻の名前のみを書きます。
もしご自身の名前(曾祖父母)として贈る場合は、ご自身の氏名を書きます。
渡すタイミングはいつがベスト?
出産祝いを渡すタイミングは、一般的に産後7日目(お七夜)から1ヶ月(お宮参り)くらいまでが良いとされています。
ただし、産後すぐは母子ともに体調が不安定な時期です。
訪問する際は、必ず事前に相手の都合を確認し、長居は避けるようにしましょう。
退院直後や、里帰り出産している場合は、落ち着いた頃を見計らって渡すのが親切です。
遠方に住んでいる場合や、都合が合わない場合は、郵送や宅配便で送っても問題ありません。
その際は、事前に送ることを伝えておくと良いでしょう。
心温まるメッセージを添えよう(文例付き)
出産祝いには、ぜひお祝いのメッセージを添えましょう。
現金や品物だけを贈るよりも、温かい言葉が添えられている方が、お祝いの気持ちがより深く伝わります。
メッセージには、赤ちゃん誕生へのお祝いの言葉、ママ・パパへのねぎらいの言葉、赤ちゃんの健やかな成長を願う言葉などを盛り込みましょう。
難しい言葉を使う必要はありません。素直な気持ちを伝えることが大切です。
【メッセージ文例】
- 〇〇(ひ孫の名前)ちゃん(くん)のご誕生、誠におめでとうございます。可愛いひ孫が増えて、私たちも本当に嬉しいです。ささやかですが、お祝いの品をお贈りします。健やかなご成長を心からお祈りしています。
- ひ孫の誕生、本当におめでとう!〇〇(孫の名前)さんも、お疲れ様でした。これからは賑やかになりますね。ささやかですが、お祝いの気持ちです。何かと大変だと思いますが、無理せず頼ってくださいね。
- 可愛いひ孫の誕生おめでとうございます。母子ともにお元気と伺い、安心しました。落ち着いたら、ぜひ可愛いお顔を見せてくださいね。健やかな成長を楽しみにしています。
出産祝いをもらったら?お返し(内祝い)について
出産祝いを贈った側のマナーだけでなく、受け取った側のマナーについても少し触れておきましょう。
特にお返し(内祝い)について、曾祖父母という立場ではどう考えれば良いのでしょうか。
- 基本的に曾祖父母へのお返しは不要?
- お返しをする場合の相場と品物
- お礼状やメッセージで感謝を伝える
基本的に曾祖父母へのお返しは不要?
一般的に、祖父母や曾祖父母といった近しい身内からの出産祝いに対しては、お返し(内祝い)は不要とされることが多いです。
これは、お祝いが「赤ちゃんのために使ってほしい」という援助の意味合いが強いと考えられるためです。
しかし、これはあくまで一般的な考え方であり、地域や家庭の慣習によって異なります。
お孫さん夫婦がお返しをしたいと考えている場合は、その気持ちを無下にせず、ありがたく受け取るのが良いでしょう。
事前に「お返しは気にしないでね」と伝えておくと、相手の負担を減らすことができるかもしれません。
お返しをする場合の相場と品物
もしお孫さん夫婦がお返しをする場合、内祝いの相場は、いただいたお祝いの金額の半額(半返し)から3分の1程度が一般的です。
例えば、3万円のお祝いをいただいた場合は、1万円〜1万5千円程度の品物を選ぶことが多いようです。
品物としては、タオル、お菓子、カタログギフトなどがよく選ばれます。
赤ちゃんの名前を入れた「名入れギフト」(お菓子や瓶詰など)も内祝いの定番です。
曾祖父母へのお返しであれば、健康を気遣う食品や、普段使いできる実用的なものが喜ばれるかもしれません。
お礼状やメッセージで感謝を伝える
お返しをする・しないに関わらず、出産祝いをいただいたら、まずは電話やメッセージで感謝の気持ちを伝えることが大切です。
曾祖父母としては、お祝いが無事に届いたか、喜んでもらえたかどうかが気になるものです。
「素敵なお祝いをありがとう」「大切に使わせていただきます」といった感謝の言葉とともに、赤ちゃんの様子などを伝えると、より喜ばれるでしょう。
丁寧なお礼状を送るのも良い方法です。心のこもった感謝の言葉は、何より嬉しいものです。
よくある質問
ひ孫への出産祝いに関して、疑問に思いやすい点をQ&A形式でまとめました。
ひ孫の出産祝いに現金は失礼?
いいえ、現金を出産祝いとして贈ることは決して失礼ではありません。
むしろ、受け取った側が必要なものを自由に購入できるため、実用的で助かるという声も多いです。
特に初めての出産の場合は、何かと物入りなので喜ばれるでしょう。
ただし、現金を贈る際は、新札を用意し、紅白蝶結びののし袋に入れるのがマナーです。メッセージカードを添えて、温かい気持ちを伝えましょう。
ひ孫の出産祝い、誰が買う?
ひ孫への出産祝いは、曾祖父母にあたる方が贈るのが一般的です。
つまり、ご自身の孫の子どもが生まれた場合に、お祝いを贈る立場になります。
夫婦で相談して贈る場合もあれば、どちらか一方(例えば、曾祖母から)贈る場合もあります。
特に決まりはありませんので、ご家庭の状況に合わせて考えましょう。
出産祝いはいつまでに渡すのが良い?
前述の通り、産後7日目から1ヶ月くらいまでに渡すのが一般的です。
しかし、これはあくまで目安であり、最も大切なのは母子の体調を優先することです。
訪問する場合は必ず事前に連絡を取り、都合の良い日時を確認しましょう。
もしタイミングを逃してしまった場合でも、お祝いの気持ちを伝えることはできます。「遅くなってごめんね」と一言添えて贈れば問題ありません。
双子のひ孫が生まれた場合の相場は?
双子の赤ちゃんが生まれた場合、お祝いの金額で悩むかもしれません。
一般的には、一人分のお祝い金額の1.5倍から2倍程度を目安にすることが多いようです。
例えば、一人なら3万円と考えていた場合、4万5千円〜6万円程度となります。
プレゼントの場合も、二人分のベビー服やおもちゃを用意したり、少し高価な便利グッズを贈ったりすると良いでしょう。
ただし、これもあくまで目安なので、無理のない範囲でお祝いの気持ちを伝えましょう。
出産祝いに中古品はあり?
基本的に、出産祝いとして中古品を贈るのは避けた方が無難です。
お祝い事は新しい門出を祝う意味合いが強いため、新品を贈るのがマナーとされています。
特に、赤ちゃんの肌に直接触れるもの(衣類や寝具など)は、衛生面からも新品が良いでしょう。
ただし、親しい間柄で、相手からリクエストがあった場合や、状態の良いお下がり(ベビーカーやベビーベッドなど)を譲る場合は、この限りではありません。
メッセージカードは必須?
必須ではありませんが、添えることを強くおすすめします。
お祝いの品物や現金だけよりも、心のこもったメッセージが添えられている方が、お祝いの気持ちが格段に伝わりやすくなります。
短い文章でも構いませんので、「おめでとう」「健やかに育ってね」といった温かい言葉を書き添えましょう。
手書きのメッセージは、より一層気持ちが伝わります。
遠方に住んでいるひ孫への渡し方は?
遠方に住んでいて直接手渡しできない場合は、郵送や宅配便を利用して送りましょう。
その際は、必ず事前に相手に送る旨を連絡しておきます。
現金書留で送る場合は、郵便局の窓口で手続きが必要です。
品物を送る場合は、割れないように丁寧に梱包し、のし紙をかけて送ります。「内のし」を選び、配送中にのし紙が汚れたり破れたりするのを防ぐのがおすすめです。
高齢で直接渡せない場合はどうする?
ご自身が高齢などの理由で、直接訪問したり、郵送の手配をしたりするのが難しい場合もあるでしょう。
そのような場合は、近くに住むご自身の子供(ひ孫の祖父母にあたる人)や親戚に代理で渡してもらうようお願いするのも一つの方法です。
また、オンラインショップで購入し、直接お孫さん夫婦の自宅へ配送を手配することも可能です。その際も、メッセージカードを添えるサービスを利用すると良いでしょう。
無理せず、ご自身にできる方法でお祝いの気持ちを伝えましょう。
まとめ
ひ孫の誕生という、この上ない喜び。心を込めてお祝いを贈りたいですね。
本記事で解説した、ひ孫への出産祝いに関するポイントをまとめました。
- ひ孫への出産祝いは、贈るかどうかも含め気持ち次第。
- 現金の相場は1万円〜3万円程度が一般的。
- プレゼントの相場も1万円〜3万円程度が目安。
- 地域や家計状況に合わせて無理のない範囲で決める。
- ベビー服やおもちゃは定番で喜ばれる。
- おむつケーキやベビーケア用品は実用的。
- ママ・パパを助ける便利グッズも良い選択肢。
- 記念に残るメモリアルグッズもおすすめ。
- 安全性と実用性を重視して選ぶことが大切。
- 事前に欲しいものをリサーチすると失敗が少ない。
- のしは紅白の蝶結びを選ぶ。
- 表書きは「御出産御祝」や「御祝」。
- 渡すタイミングは産後7日〜1ヶ月頃、相手の都合を優先。
- 心温まるメッセージを添えると気持ちが伝わる。
- 曾祖父母へのお返し(内祝い)は基本的に不要とされることが多い。
一番大切なのは、金額や品物ではなく、ひ孫の誕生を喜び、健やかな成長を願う温かい気持ちです。
この記事が、あなたの素晴らしいお祝い選びの助けとなれば幸いです。